1日目・雨の野音 2009/10/24

天気予報によれば、24日(土)は晴れのはずでしたっ！！
なのに…なのに～何で雨降ってるのー 雨カッパも家に置いてきたっちゅうねん。

こんな調子でスタートした今年のエレファントカシマシ日比谷野音でした。
晴れ女を過信し過ぎていた罰かしら？
でも、今となればそんな事どうでもいいんです。本当にカッコイイLIVEだったから。
これぞ野音だ！と言える選曲にココロ踊りまくりでした。

今回はずーっと雨が降っていたおかげで、断片的な記憶しか思い出せないのですが
全体的に渋めで、マニアックな曲から最近の曲まで幅広くやってくれました。
ファンにはたまらない選曲だったと思います。宮本さんをはじめ、メンバーも大人の
佇まいが様になってきて、年を重ねるごとに魅力が増しています。

では、ここからは個人的なレポを…
　　　　　　　　　↓

開演前から降りしきる雨。急遽コンビニで買った半透明の雨合羽を着て席につく。
ＳＥはストーンズの「Bitch」。う、うれしい選曲やわ…しかし、雨が冷たい。寒い！
どうでもいいけど、早く始めてほしいよ～。

―と言ってる間に、エレカシ登場。よっ、待ってました！！
今日の宮本さんは、秋の装いとでもいいましょうか、黒シャツに黒のジャケットでビシッと
キメテました。他のメンバーも最初は黒ずくめだったかな？（記憶曖昧）
石くんは再びスキンヘッド、せいちゃんも自分で髪切ったとか？トミはいつもと変わらず
落ち着いた雰囲気を漂わせながら・・・

「夢のちまた」からスタート。渋いねー。秋の野音が始まったって感じです。
　サポートメンバーの蔦谷さんとヒラマさん、今日も男前です。
「俺の道」　うぉ～～～っ！その雄叫びが聞きたかった！
「女神になって」　なんか凄くセクスィーな曲になってる。宮本さんの声が色っぽ過ぎ。
「石橋たたいて八十年」　もしやライブでは初めてかな？大好きな曲なんで嬉しいよー。
　歌う前に宮本さん「日が暮れるのが早くなって…時間の計算を間違えた」みたいなこと
　言ってましたね。何のことだろ？と思ったら次の曲は・・・
「暮れゆく夕べの空」でした。雨やし、もう暗いし。　しかし、こんな名曲だったとは…。
　改めて好きになりました。蔦谷さんや石くんのコーラスも良かった。
「悲しみの果て」　十何年前からずっと大切にしている曲と紹介。
「おかみさん」　これはもう、宮本さんと石くんのギターバトルがカッコよかった！！
　そして、そして、待ちに待ってた曲が登場
「遁生」　ずーっと聞きたかった曲。嬉しすぎてウルウルしてしまった。雨も汗も涙も一緒だ！
　23歳当時の宮本さんのエピソードに笑いがこぼれる。と同時に、生きててよかった…宮本さん。
「何も無き一夜」　雨がカッパにあたる音と共にアコギと歌声が響き渡る。特別な風景だ。。。
「いつものとおり」　何て曲だっけ？と私、思い出すのに時間がかかりました。久しぶりやわ。
「珍奇男」　いつ聞いても、いいですねぇ。雨のせいで合の手が少し寂しかったような気も。
「生命賛歌」　ええわー。石くんも前に出てギタープレイ披露。カッコイイぞ。
「武蔵野」　宮本さんの白い息も見えました。
「季節はずれの男」　歌詞の内容が身に沁みるわ。(笑)我々もズブ濡れですし。
「きみの面影だけ」　これもライブでは初めてですね。
「ジョニーの彷徨」　このあたりは…記憶ないです。
「地元の朝」　この曲も凄く聞きたかったのです。雨の中で聞くと切なさが増します。
「シグナル」　グッとくるね～。幸せな時間をありがとうって感じでした。
「OH YEAH！（ココロに花を）」　渋い！
「ハナウタ～遠い昔からの物語～」　いつも丁寧に歌ってくれる。
「FLYER」　この頃は気が遠～くなってました。
「ガストロンジャー」　でハッと我に返り、
「ファイティングマン」で弾けて跳んでました！カッパの雨水が飛び散ろうと構わん
　寒さがどんどん身体に堪えてきたのでノリのよい曲を待っていたのです。楽しかった♪

そしてアンコール。

「so many people」　この曲は盛り上がるね。と同時に寒さとの戦いでもありました。
「やさしさ」　宮本さんの声がすーっと沁み込んでくる。身体が硬直してくる。。
「今宵の月のように」
「笑顔の未来へ」
「Sky is Blue」・・・もうそろそろ体力の限界か。でも、オバサン頑張るぞ！
　そしてラストは
「俺たちの明日」　もう満足！ありがと～！ココロの中で叫ぶのでした。

全29曲。3時間弱の雨の野音。観客の皆さん、雨で体力消耗したのか、いつもより最後の
レスポンスが少しおとなし目だったような気がしますが、きっとハートは熱くなっていたこと
でしょう。さすがに私も冷たくなった手のひらを見ると、ふやけておばあちゃんの指に
なってました。

やっぱり、野音は特別ですね。行けてよかった。

ホッケの刺身をいただきながら「エレファントカシマシ、今が一番カッコイイよねー」
と友と語らう時間もいと楽し。そして、24日の夜が更けていくのでした。。。