エレファントカシマシ 大阪城野外音楽堂 ’11/10/01

昨年の夏以来のエレカシ野音。雨が降るかも…と前日まで不安だったのですが、予想が外れ
ウロコ雲の秋らしい爽やかなお天気に恵まれました。暑くもなく寒くもなく、野外ライブには
最高の季節です。

さて、今回は開演の10分前に会場に到着した私。
SEに耳を傾ける余裕もなかったけれど、毎度のことながらストーンズの曲には反応して
しまいました。４時半頃流れていたのは♪Shine a Light。気分も高揚してきます。
あえて9月の日比谷野音のセットリストもライブ・レポも一切見ずに来たので
さて、今日は何を演奏してくれるのかな？
 

お約束通り（？）10分遅れで、エレカシのメンバー登場！
宮本さんは白シャツ。成ちゃんとトミは黒っぽい服装。で、石くんは、えっ！？服の色より、
頭の色に皆さん目を奪われていたようでした。（笑）緑色、エメラルドグリーンか？
大阪ということで、気合を入れて来られたようです。ええわー、石くん！
サポートメンバーに蔦谷さんと、ヒラマさんも参加です。

いきなり始まった曲は『理想の朝』。
全く予想外の曲だったので、とても新鮮な気持ちになりました。何度も繰り返される
♪怠け者よ、目を覚ませーーーっ！の歌詞にドキドキ。ハイ、わかりましたっ！

3曲目の『定め』。私にはレア過ぎて、正直曲名が思い出せない…。何やったっけ？モヤモヤ～
で、今日判明してスッキリしました。(笑)ファンとしては、ちょっと反省。

『ふわふわ』は昔の曲だけど「今でも説得力があるので…」と言って歌った宮本さんの言葉どおり、
ガツンときて凄くカッコよかった。どんなに彼らの曲調の幅が広がろうとも本質は変わっていない。
そこがイイんですよね。宮本さんが輝いて見えました。

私の中で特に印象的だった曲のひとつが『ろくでなし』。
宮本さんと石くんのコンビが光ってました。歳を重ねるごとに、この２人は良い味出してるなと。
石くんのバックコーラス(?)も笑いを誘って楽しかった。（あ、笑うところではないですか）
宮本さんの歌声もセクシー、＆ギターバトルも渋かったな。

余談ですが、遠目に見てもちょっと石くんの頭の緑に色むら（？）があると思っていたら、宮本さんも
「色粉、色粉…」と何やら言いたそう。「自分でじゃなくて店で染めてもらっても色が落ちるの？」
みたいなこと石くんに聞いてました。　確かに…気になる緑の頭。

『一万回の旅のはじまり』は久しぶりに聞いたけれど、スピード感というか、グルーブ感というのか、
とにかくサウンドに圧倒されてしまいました。続く『勉強オレ』も同じ流れで凄かった！

エピック時代の曲『太陽の季節』『甘い夢さえ』も、私には大変嬉しい選曲でした。
ステージを動き回り、メンバーをいじり回る宮本さんがお茶目。やられる側はお困りでしょうが。
それから、６人の演奏もサウンドの厚みがあって素敵なんですけど、間に本来の４人だけの
タイトな息の合ったバンドサウンドも聞くことができて、それも大変良かったです。
『秋－さらば遠い夢よ－』はチャーミングなアレンジでした。実際秋風が吹く中で聞くと、
本当に曲の世界に浸れます。

ステージから宮本さん以外が去って、ひとり弾き語りコーナーがありました。
初めて見るギター（ドブロギター）で、『月夜の散歩』を。ギターの音をアンプからではなく、
生音で聞かせるために作られたギターなんですね？いつもと違う音で、ボーカルが
引き立ちました。曲の最後にカラスの生鳴き声が聞こえてきたり…。
またギターを変えて、『サラリサラリサラリ』。素敵な雰囲気が漂っていました。

曲の間に、来月発売予定のDVDの話を。昔の自分達の姿を見た驚きを熱く語っておられました。(笑）
このDVDは私も非常に楽しみです！

『風に吹かれて』のイントロの途中で「もう一丁！」って言ってたのかな？皆の気合が入っていて
すごくカッコよかった瞬間です。

次第に会場の辺りも日が翳ってだんだん夕暮れになりました。サーーッと秋風が通り抜けて。。。
『ハナウタ～遠い昔からの物語～』などキラキラとした曲が続き、舞台上のライトも華やかになり
会場全体の盛り上がりがヒートアップしていくのが感じられました。

『男は行く』。宮本の声はまだまだ出る出る！勢いは衰えぬまま、メンバーは一旦舞台の袖へ。

アンコールの一曲目は、やはりというか大阪ではお馴染みの『四月の風』でした。
何度も聞いていても、グッとくるものがありました。
大好きな『生命賛歌』も聞けて最高～♪

野音といえば…『友達がいるのさ』ですよね？今回も、夜空を見上げながら…しみじみと聞かせて
いただきました。本当にこのシチュエーションにぴったりの曲。風を感じながらライブの醍醐味を
噛みしめていました。

この後は、ラストに向けて盛り上がる曲が続き、飛び跳ねたり、拳を振り上げる率がどんどん
高まって、個人的には体力との勝負になっていました。(笑）でも、記憶が飛ぶほど楽しみました。
ライブが終わると、年々身体のあちこちが悲鳴をあげているのがわかるけど、それ以上に楽しい
方が勝っているから止められません。そして、「明日からまた頑張ろう」って素直に思えるから…。
音楽の力に感謝！です。

エレファントカシマシSの皆さん、素晴らしいライブをありがとうございました
またお会いできる日を楽しみにしています。

 

《セットリスト》
 

1、理想の朝
2、脱コミュニケーション
3、定め
4、ふわふわ
5、悲しみの果て
6、ろくでなし
7、一万回目の旅のはじまり
8、勉強オレ
9、太陽の季節
10、甘い夢さえ
11、秋－さらば遠い夢よ－
12、月夜の散歩
13、サラリサラサラリ
14、ラスト・ゲーム
15、風に吹かれて
16、明日への記憶
17、ハナウタ～遠い昔からの物語～
18、新しい季節へキミと
19、男は行く

●アンコール１
20、四月の風
21、生命賛歌
22、幸せよ、この指にとまれ
23、友達がいるのさ
24、笑顔の未来へ
25、ガストロンジャー
26、ファイティングマン

●アンコール２
27。今宵の月のように