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えー、どうでもいいことですが…
誰かさんの影響を若干受けて、昨年から夏目漱石を少しずつ読んでいるのですが、
『行人』を読んでいたら、ふと5月の大阪国際会議場でのエレカシ・ライブのワンシーンを
思い出しました。
エレカシ宮本が成ちゃんを紹介する時にサラッと言った「善も悪も超えてます」の言葉。
気に留めなければそれまでのことだけど、意味不明だったので妙に印象に残ってたんです。
先日のライブレポに書いてるくらいですから。
それが『行人』を読む中で、その謎を解くヒントを得ました。(私なりの解釈だけど)
はぁ~~なるほどねぇ。そうだとすれば、深い、深すぎる。。。褒め言葉とみた。
まさか漱石の文章の中に見つけるとは!ライブレポを書いた後は全く忘れていたのに、
このタイミングでひょっこり繋がるところがなんか嬉しい♪
そういえば宮本さん、今回のツアー中にぶ厚い漱石全集を数冊持ってきて読んでいると
TVで話ていたっけ。…てなことで、喜んでいるのは私だけか?
本当のところは、全然違ってたりしてね。(笑)まぁ、それでもいいのだ。
読書の面白さを少し知ることができたから。
さて、夏目漱石を読んでいると、いつの時代も人は同じように不安を抱え悩んでいて、
人のココロに古いも新しいも関係ないんじゃないかと思います。
(以下『行人』からの引用文)
「人間の不安は科学の発展から来る。進んで止まる事を知らない科学は、かつて
我々に止まる事を許してくれた事がない。徒歩から俥、俥から馬車、馬車から汽車、
汽車から自動車、それから航空船、それから飛行機と、どこまで行っても休ませて
くれない。どこまで伴れて行かれるか分からない。実に恐ろしい」
『行人』は大正元年~二年に書かれた作品だそうです。四篇の構成になっていて、
最後の「塵労」の中にこのような会話文がありました。
正直、平成に生きる私もドキッとしました。