「悪魔のささやき～そして、心に火を灯す旅～」

↑ このタイトルは、今週発売されたエレファントカシマシのニューアルバムです。

何ともココロをくすぐるタイトルに、手元に届くまでどんな内容なのかとずーっと
気になっていました。なぜなら、シングルですでに知っている曲からは"悪魔"の気配が
しなかったからです。ということは、他の曲は一体どんな感じなんだろ・・・？

そして、聴きました♪
エレカシ、やっぱり凄い！！やってくれましたね～。
もう３日間ヘビロテ（←久しく使っていない言葉！）です。

毎回アルバムを出すたびに色んなカラーを見せてくれる彼等ですが、今回は本当に
期待以上でした。さまざまな風景が見えてくる曲たちが虹色のように並んでいて、
全体的には爽快で、且つ深みと重みも感じられる。。。「こうきたか…！」
一通り聴き終えた時に思わずニタリと笑ってしまいました。


個人的にはアルバム・タイトルにもなっている歌詞が含まれる「旅」という曲が一番の
お気に入り。聴いていると勝手に体が揺れています。（笑）早くライブで聴きたーい。
旋律に気持ちよく歌詞が乗って、そしてなぜか懐かしさも感じるんですよね。

それから、最後の「悪魔メフィスト」は超傑作です。カッコイイー！の一言に尽きる。
他のバンドならともかく、最初「これエレカシ？」って思ってしまった。ヘビメタサウンドに
初めて聞く宮本さんのハイトーンボイスにも驚いた。（笑）こんな声出せるんだ？
この曲は12曲目のSEがプロローグみたいなものだから、いつもセットで聞きたい。
アルバム全体の位置からみて、私はマイケル・ジャクソン「スリラー」のＭＶのラストの
シーンを思い出してしまいました。＾＾；（わかっていただけるかな？）
次回のアルバムへのto be continue…だったら面白いんだけど。

あ、４曲目の「九月の雨」♪ ヨロレイン～を聴いた時は、最初「まさかヨーデルか？」
と思いました。（笑）これも宮本さん独自の造語でしょうね。

他の曲もひとつひとつ丁寧に作っているのが伝わってきて、どの作品も聴き応えあります。
「彼女は買い物の帰り道」もすごく好き。女性の穏やかな優しい一面と、対する秘めた
力強さも表現されています。女性が主役の曲はエレカシには珍しい。
それに、「赤き空よ！」では宮本さんの突っ切った模範的な歌唱力に圧倒されます。
曲の流れがよく考えられているので、シングルで聞き慣れたと思っていた曲まで
新鮮な感じがしますね。曲同士がお互いを惹きたてていると思う。

作詞・作曲を全て担当してる宮本さんの頭の中の引き出しの多さに、
いつもながらワクワクドキドキしています。
だから、これだけ長い間バンドが続いているんでしょうね。
私もファンになって十数年、全然飽きませんもん。

しばらく、このアルバムで楽しませていただきます。

来週はライブだ！あー待ち遠しい♪