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5月5日梅田芸術劇場にて、
劇団☆新感線 いのうえ歌舞伎・塊<Punk>「蜉蝣峠」
を観てきました。
昨年観た「五右衛門ロック」とはまた一味違う面白さ。
“いのうえ歌舞伎”ってどんなの?という好奇心から観に行くことになったのですが
私がイメージしていた歌舞伎とは少し違って、かなり表現の幅が広い舞台です。
チラシのデザインや、パンフレットの
俳優陣の気合の入った写真が凄く
カッコいいんですけど、そのイメージを
持ったまま、幕があがると・・・
あれ~?な、なんかちゃうで。なんか…。
私は勝手に、シリアスで重厚な舞台を
想像していたのですが、
それとは正反対の展開が始まりました!
あらすじは、上手く書けそうにもないので…
(気になる方は、HP等でお確かめください)
ざっくり言っちゃうと、序盤はコントです(笑)。それも、かなり下ネタ連発の。オホホ
(今回は全く予備知識なしで劇場へ向かったのですが、帰宅してから「蜉蝣峠」HPを見たら、
粟根まことさんや橋本じゅんさんが、動画で言っておられるコメントが的を射てました!)
笑ったわ~。油断してると、ある場面で“笑いのツボ”にハマってしまって、涙ポロポロ。。。
けして感動の涙ではありません。笑いすぎです、ハイ。
一応時代劇なのに突然歌謡ショーみないなのが始まったり、
サングラスかけた軍鶏の着ぐるみのシャモリさん(?)が出てきたり。
んー、「蜉蝣峠」っていう渋いタイトルなのに、どんどんテーマから離れていってません?
どこへ行き着くのだろう、このお芝居は?
…などとアハハと笑いながら、ちと不安になりつつ観ておりましたが、さすが決め所は
終盤に用意されていました。
後半は、サスペンスちっくな部分も含まれて、喜劇から悲劇へと展開されます。
前半の笑いやコントも、後で思い起こせば色々と伏線が張られていたのだろうか…
そう考えてみると実は深いお話だったのかも…もう一度見直してみたくなったり。
特に古田新太さん演じる闇太郎と、堤真一さん演じる天晴(あっぱれ)の二人による
殺陣が凄~くカッコよかったな。血しぶきがあがる演出もあり、堤さんの白い着流しが
徐々に赤く染まっていくのです。激しいライブの殺陣って観ている方も、緊張しますね。
動きを間違ったら大変な事になるわけで。いや~見応えありました。
それに、堤さんの着流し&長髪もステキでした。惚れちゃいますよ、あの姿には。
最後、観客には背を向けたまま闇太郎に何度も斬られてしまうシーンがあるのですが、
その背中の演技が印象的で、斬られる姿がキャッコイイ~なんて思った私は…
変でしょうか?(笑)
もうドキドキゾクゾクしちゃいましたぞ。。。
古田さんも今回は派手ではなかったけれど、存在感あります。
ヒーローと悪役という話ではなく、運命によって真っ直ぐに生きられなかった哀れで悲しい
男達の姿が描かれていました。
ラストシーンは、ジーンときたのだけど…やっぱり終わってみるとコントの部分が
強烈に残ってるんですよね~(笑)。良いんだか悪いんだか。
高田聖子さんの弾けっぷりも、可愛い色気の高岡早紀さんも役に合っていたと思います。
ただ、ただ…「えっ?」と吃驚したのは、堤さんの着ぐるみでした。軍鶏のシャモリさん。
着ぐるみと着流しのギャップ。んー面白い!てか、役者ってスゴイね。^^
この「蜉蝣峠」は5月7日まで…でした。
なんともまとまりのない感想ですみません。
♪喜びもどうかすれば悲劇さ~
悲しみもどうかすれば喜劇さ~
なぜか思い出したエレカシの曲『石橋たたいて八十年』より
コンサートへは行き慣れている私ですが、演劇の舞台は本当に久しぶり。
劇団☆新感線に興味があったわけでもなく、石川五右衛門が好きだったわけでもなく・・・
ただ、“ロック”という言葉が五右衛門と結びつく?その面白さに惹かれて観に行きたくなりました。
(これが「五右衛門サンバ」や「五右衛門音頭」とかだったら、絶対行ってない ^^;)
さて、そんな私が観た感想なのでー、
何度も観に行っている方の感想とはまた違うかもしれませんが。。。
(これから観に行く人は、ちょっとネタバレかもしれませんので読まない方がいいかも?)
いや~、面白かった!楽しかった~!!
噂には聞いていたけど、さすが新感線ですね。
上演前は、ジューダス・プリーストのヘビメタ・サウンドが会場内に鳴り響き、
まるでロック・コンサートへ来たような雰囲気。ロック好きにはたまりません。
そして舞台の幕が上がると…生バンドの演奏、舞台美術・演出も素晴らしいし、
ダンスに歌にお笑いに!飽きることなく舞台の世界を堪能できました。
ストーリーや内容がどうとかいう理屈じゃなく、体で感じる舞台だと思いました。
視覚的な効果も面白かったのですが、特に音響がすごくて、コンサート会場以上の
爆音には驚きました。(地響きしてたもん)すんごい迫力です。
ロックに慣れてる者ならともかく、そうでない人にはかなりの衝撃を受けるのでは?
と心配したりして。
気になる役者さん達も、皆さん個性の強い方々でステキでした。
五右衛門役の古田新太さんは、三枚目的でもやっぱり決めるところではスカッと
かっこよく決めてくれるところがさすが看板役者。
お竜役の松雪泰子さんも、キレイであの細い身体なのに迫力ある演技と歌唱力にビックリ!
左門字役の江口洋介さんは、知ってはいるがやっぱり背が高くて爽やか、カッコイイっす。
カルマ王子役の森山未來さんは、舞台映えのする俳優さんですね~。ダンスも剣さばき
もカッコよくて光ってました。
他、北大路欣也さん(貫禄、存在感ありあり)、高田聖子さん(かっこいい!)、
橋本じゅんさん(面白い!)、川平慈英さん、濱田マリさん、粟根まことさんetc…
役者さん達の新たな一面を見せていただきました。
一番印象に残っているのは…五右衛門、お竜、左門字、カルマ王子の四人が、
盛り上がる場面で、一人ずつ見得を切るのですが、めちゃくちゃカッコよかった!
そこだけでも、もう一回観てみたい。
漫画「ルパン3世」のようなキャラ設定とドタバタの展開で、ありえねぇ~的な部分も
あるけれど、そこは舞台の醍醐味ということで・・・!パチパチパチ
最後は熱くなって自然と右手のこぶしが上がってたし。 \(^^)
♪五右衛門ロ~ック!って皆歌ってたしー。
これこそがロックの楽しさなんですよね。
Happyな気分で家路につくことができました。楽しい舞台をありがとうございます!
(ご一緒してくれた、きんぎょさんもありがとう♪)
P.S.初の感想文、簡潔に書くつもりが、長~くなっちまいました。m(_ _)m